おがわ脳神経外科クリニック

頭痛外来

頭痛は日本人の多くの方がこれまでに一度は経験したことがある症状です。更に15歳以上の日本人の約4割は何らかの慢性頭痛を持つと言われ、頭痛で悩まれている方が非常に多いのが現状です。慢性頭痛を持つ方は、特に30代から50代の働き盛りに多いのですが、頭痛なんかで仕事を休んではいけないと思い無理をしていたり、職場から頭痛で仕事を休むなんてどういうこと、などと言われたりするため、市販の鎮痛薬などで痛みを紛らわせ、約7割の方は病院受診の経験がないというのが現状です。頭痛でお困りの方はぜひ専門医による診察・検査を受けることをお勧めします。

診療の特徴

1. 頭痛の診断と治療を積極的に行います。
事前に頭痛問診表をダウンロードして記入いただくと診察がスムーズに受けていただけます。
2. 必要な方にはMRIを用いて、脳病変の有無をチェックします。
3. 薬物治療だけでなく、生活習慣の改善や、服薬指導まで一人一人の方にあった丁寧な治療支援を行います。

頭痛の診断と種類

頭痛は大きく分けて一次性頭痛と二次性頭痛に分けられます。一次性頭痛は『頭痛そのものが病気である場合』であり、二次性頭痛とは『何らかの病気の症状として生じている頭痛』です。今までに経験したことのない激しい頭痛や、徐々に悪化する頭痛、吐き気や嘔吐、手足の麻痺を伴う頭痛、発熱を伴う頭痛などは二次性頭痛の可能性が高く、生命にかかわる可能性もあるため、早急な受診が必要です。二次性頭痛なのかどうかを見分けるためには脳の検査が必要ですが、当院では最新鋭の頭部MRIを用いて即日に検査することが出来ます。
頭部MRI検査にて二次性頭痛が否定されれば、一次性頭痛のうちのどの頭痛に当てはまるのかを、頭痛の性状から判断します。一次性頭痛の代表的なものは、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛といった繰り返し慢性的に起こる頭痛です。一次性頭痛は命にかかわる頭痛ではありませんが、生活に対する支障が強ければ、しっかりと治療する必要があります。

薬物使用過多による頭痛

繰り返して起こる頭痛に対して、市販の鎮痛薬で対処していると、鎮痛薬を飲み過ぎから起こる「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」という別の頭痛に変わってしまうこともあります。このような場合、ほぼ毎日頭痛に悩まされるといった厄介な状態になることもあり、そうなる前にぜひ頭痛外来を受診してください。

頭痛問診表 PDF